日本と台湾の川柳会が一緒に合同句集を出版したのは、恐らく「世界初の快挙」と言っていいだろう。台湾で短歌や俳句が詠まれていることは、『台湾万葉集』の呉建堂氏が菊池寛賞を受賞し『台湾俳句歳時記』の黄霊芝氏が正岡子規賞を受賞したことで、日本でも知られるようになっていたが、阿川弘之氏でさえ「川柳を作る人たちがゐようとは、およそ想像すらしてゐなかつた」(2006年「台湾の川柳」)と述べていたほどだ。

本書『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集』の企画者で編者の東葛川柳会代表の江畑哲男氏はつい最近まで高校の先生だった。教え子たちに本書のことを話すと「台湾の人たちは日本語で川柳作ってるの? 今でもォ?」と信じてもらえなかったそうだ。

李登輝総統時代の1994年7月、台湾に台湾川柳会が発足。それから20年。日台の川柳会は密度の濃い交流を続けてきた。川柳界の第一線で活躍する江畑氏に、日台の川柳交流や本書を出版するまでのエピソードなどをお話しいただきます。参加者にはもれなく本書をプレゼント!

ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

◆日 時:平成26(2014)年5月24日(土) 午後6時45分~8時45分(6時15分開場)

◆会 場:文京シビックホール 3階 会議室A+B

◆講 師:江畑哲男氏(東葛川柳会代表、全日本川柳会常任幹事)
「『近くて近い台湾と日本―日台交流川柳句集』の編纂を通じて学んだこと」

20140524江畑哲男[えばた・てつお]昭和27(1952)年生まれ。早稲田大学教育学部卒。東葛川柳会代表。全日本川柳協会常任幹事。早稲田大学国語教育学会会員。日本李登輝友の会会員。主な著書に『ぐりんてぃー―川柳句文集』『アイらぶ日本語―日本語で遊ぼう 川柳で遊ぼう』『ユニークとうかつ類題別秀句集』『ユーモア党宣言!』『我思う故に言あり―江畑哲男の川柳美学』など。編著に『近くて近い台湾と日本─日台交流川柳句集』。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前、会員 ・ 一般 ・ 入会希望のいずれか、お電話番号、懇親会への参加・不参加」を明記の上、メール、FAXにて下記の本会事務局まで(携帯電話からのお申し込みはこちらのお申込みフォームをご利用下さい)。

*5月23日(金) 締切 当日受付も可

◆懇親会:終了後、講師を囲んで会場の近くにて。
参加費=男性:3,000円 女性:2,500円 学生:1,000円