日本では、台湾語を教えているところも研究者も少ないながら、その普及に精力的に取り組むとともに数少ない研究者でもある多田恵氏に、台湾語との出会い、客家語教室の運営、台湾の歴史と言語、台湾語の未来、日本人が台湾語のためにできること、日本における台湾語学習の現状などをポイントに、台湾語と台湾をテーマにお話しいただきます。

また、今でも多くの人に「台湾独立運動の父」と慕われる、台湾語研究者だった王育徳氏を父に持つ王明理氏には、学者時代の李登輝元総統とも密かに親交を持っていた王育徳氏のめざした世界を話していただくとともに、台湾人初の検察官だった伯父で、二二八事件の犠牲となった王育霖氏のことなども交え、台湾の独立をテーマにお話しいただきます。

ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。【当日受付可】

◆日 時:平成25(2013)年10月26日(土) 午後2時~5時(1時30分開場)

◆会 場:文京シビックセンター 5階 会議室A+B

◆講 師:多田恵氏(亜細亜大学講師・本会理事)
「台湾語が持つ政治的意味-台湾との関わりからの発見」

20131026-01多田恵(ただ・けい) 昭和47(1972)年、東京都生まれ。王育徳氏の著書に感銘を受け東京大学文学部言語学研究室に進み、同大大学院博士課程単位取得退学。現在、亜細亜大学などの講師を務めるとともに台湾語の普及に取り組む。国際台湾語検定日本会場責任者。翻訳に李壬癸著「台湾オーストロネシア諸語の分布と民族移動」(下村作次郎編『原住民文化・文学言説集II』所収)など。在日台湾同郷会理事、本会理事。

◆講 師:王明理氏(台湾独立建国聯盟日本本部委員長・本会理事)
「父王育徳と台湾の独立」

20131026-02王明理(おう・めいり) 昭和29(1954)年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒。台湾独立運動の先駆者で台湾語研究者だった王育徳・明治大学教授次女。2011年に台湾独立建国聯盟日本本部委員長に就任し、2013年に再任。著書に詩集『ひきだしが一杯』。訳書にジョン・J・タシク編『本当に「中国は一つ」なのか』。編集担当書に『王育徳全集』『「昭和」を生きた台湾青年』。王育徳著『王育徳の台湾語講座』解説担当。本会理事。

◆参加費:1,000円(会員) 1,500円(一般) *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前、会員 ・ 一般 ・ 入会希望のいずれか、お電話番号、懇親会への参加・不参加」を明記の上、メール、FAXにて下記の本会事務局まで。

*10月25日(金) 締切 【当日受付可】

◆懇親会:終了後、講師を囲んで会場の近くにて。
参加費=男性:3,000円 女性:2,500円 学生:1,000円