日本李登輝友の会青年部

●3万人が目の前を通過!

2月18日「東京マラソン」に出場する台湾人選手62人(全参加者約3万人)の応援に「日本李登輝友の会青年部」は朝9時、新宿に集合。その後、品川~日本橋~ゴール地点の有明ビッグサイトへと移動。午前9時から午後4時まで沿道で声援を送りました。

ご存知のとおり朝から土砂降りで気温は5度。午後には風も強くなり、あいにくの天気となってしまいましたが、緑の台湾旗を持って「台湾!加油!」を合言葉に声援にも熱が入ります。

とはいえ、極寒と雨で凍え死にそうでしたが、ずぶ濡れになって走っているにもかかわらず、笑顔で応えてくれるランナーの姿に感動した一同は、人一倍大きな声援で沿道を沸かせ、回りから「なんの旗?」「台湾選手も走ってるの?」と質問攻め。「その旗ちょうだい」とせがまれたりと日台友好をアピール。

●ランナーから「台湾旗が欲しい!?」

品川駅前での折り返し地点でのこと。一人の日本人の男性ランナーが突然近づいてきました。「今度、台湾行くんです。台湾はいいよね、その旗持って走ってもいいですか?」と声をかけてきました。私達は喜んで手渡し、男性ランナーが見えなくなるまで声援し続けました。その後の応援地点でも再会し、なんとその男性はゴールまで台湾旗を持って完走!思わぬサプライズに青年部一同感動いたしました!

●後ろ向きで走る台湾人ランナーに密着!

残念だったのは、3万人ものランナーから62人の台湾人選手を全て見つけることが困難であったということ。国別の印がランナーに付いているわけではないので、ただ旗を振って応援するしかありませんでしたが、数人の台湾人選手は私達の前にきて「台湾!」と叫んでコースに戻って行きました。

そんな中、ただ一人、確実に見つけることができた台湾人選手がいます。台湾でもお馴染の薛選手(58才)です。彼は数々のマラソン大会を「後ろ向きで走る」ランナーとして有名で、今回の東京マラソンにも参加。大きな青天白日旗と日章旗を縫い合わせた旗を持ちながら後ろ向きに走ってくるので一目で分かります。薛選手も各地点で私達に気付き、目の前に来て旗を振るパフォーマンスを披露し、また後ろ向きに走って行きました。もちろん、42.195km完走されました。

●ゴール地点で一同感動

朝9時から始まったマラソンも7時間をもって終了。ゴール地点の有明ビッグサイトは物凄い人。それもそのはず、ランナーのご家族、友人、同僚らも待ち構えているのです。人込みにもかかわらず、青年部はちょうどランナーがコーナーを曲がるナイスポジションを確保。なにがなんでも台湾旗や垂れ幕が目に入ります。台湾人選手達はゴールを目前に笑顔で振り返りながら手を振ってくれました。

寒さと雨で棄権者と急病人が続出されると思われた大会でしたが、完走者は9割を越したと言われています。朝からの悪天候を知っているだけに、ゴール地点での選手の笑顔に私達も感動、寒さも忘れ癒されました。

●イベント会場では台湾ブースも

当日は、許世楷駐日代表と盧千恵夫人がゴール地点の有明ビッグサイト敷地内に設けられた駐日経済文化代表処ブースを訪問されました。各国が屋台やお店を開いており賑わいを見せています。台湾人選手のゴールを見届け、私達も駆け付けました。原住民の帽子や小物類、台湾茶、梅ジュース等を販売しており、獅子舞なども披露していました。ブースでは梅ジュースの差し入れをちょうだいし、ホッと一息。「東京フォルモサ婦女会」の皆様ありがとうございました。

●マラソン応援を終えて

雨のせいか、沿道には思ったより人が少なかったように思います。ラッキーなことに、私達は常に先頭の目立つ場所で応援することができました。どのくらいの外国人の参加があったかは分りませんが、応援者の中に海外の国旗を振っていた人は、まったくと言っていいほど見かけませんでした。そのため、「台湾」「TAIWAN」と書かれた台湾旗は目をひいたことでしょう。今回は「在日台湾婦女会」の皆さんとも協力して、道を隔て向かい合わせで旗を振って応援することもありました。参加選手にも「日本は台湾を応援してるよ!」というアピールにもなったと思います。バレー、野球、マラソンと続々台湾チームは来日しています。お近くで大会が行われる際には、緑の台湾旗で台湾人選手を応援しましょう!

● 日本李登輝友の会青年部がテレビに!

青年部が台湾旗を持って応援している様子がテレビに映っていたとの情報が入りました。一同大喜び!また、頑張りましょう!お疲れ様でした!