7月23日、金美齢先生(評論家、前総統府国策顧問)を講師に千葉市のペリエ大ホール(JR千葉駅ビル6F)で開催した講演会には250名が参加、盛大に催されました。

定刻の午後2時、本会の川村純彦理事(元海上自衛隊第五航空群司令、川村研究所代表)の開会挨拶後、金美齢先生の講演がはじまりました。

金美齢先生は、台湾のアイデンティティを育て、国を護ろうとする李登輝前総統の指導者としての資質などに触れながら、日本が唯一アジアのリーダーとしての資格を持つのだから、日本は国益を守るために毅然と対応すべきなどと話され、講演の要所要所で拍手が沸き起こりました。話のツボを押さえた凛とした講演に参加者は大満足。翌日付の産経新聞(千葉版)では、講演会の模様を写真入りで掲載しました。

講演終了後、著書『「鬼かあちゃん」のすすめ』『日本が子どもたちに教えなかったこと』のサイン会が行われましたが、ほぼ全冊売り切れ、当初は心配していた書店の担当者もニコニコ顔でした。

懇親会には約70名が参加、防衛庁長官や法相をつとめ、現在、自民党本部総裁選挙管理委員会委員長の臼井日出男衆院議員や同夫人はじめ、教科書問題で活躍している宍倉清蔵・千葉市議会議員や拉致問題をリードしている中村実・船橋市議会議員など、地元で活躍される方々が多数参加しました。

最後は千葉県に日本李登輝友の会千葉県支部を設立しようとの声が挙がり、盛況裡に終了しました。


日本への期待 金美齢氏講演【7月25日付「産経新聞」千葉版】

台湾との文化交流を推進する「日本李登輝友の会」(東京都千代田区)は23日、前総統府国策顧問で評論家の金美齢氏を招いた講演会を千葉市中央区のJR千葉駅ビル・ペリエ大ホールで開いた。金氏は「日本に期待すること」と題して講演、市民ら250人が熱心に耳を傾けた。

金氏は、国を愛し、守り抜こうとする覚悟など李登輝前総統に見るリーダーとしての資質に重ね合わせ「この地域では日本だけがリーダーとなる能力と、重責を背負う資格を持つ」と力説。また、「日本人も国際政治の場で自国の利益を100パーセント主張し、交渉していかなければならない」と語りかけると、会場からひときわ大きな拍手がわき起こった。