このたび台湾において、”台湾正名・制憲運動”のますますの推進のため、李登輝前総統が総招集人となって『玉山登山 - 台湾正名・制憲運動』を実施するとの連絡が入りました。

玉山は標高3952メートル、日本統治時代には明治天皇陛下の命名により”新高山”と称され、当時の日本最高峰でした。昭和16年の開戦の際、「ニイタカヤマノボレ」の暗号に使用されたことは余りにも有名です。

今回の登山には、海外からの参加者も募集しています。詳しい主旨説明・日程詳細などは下記をご覧下さい。お申し込みは本会で承ります。締め切り間近ですので、奮ってご参加下さい。


【主 旨】

◆今回登山する玉山(日本統治時代の名称は新高山)は、台湾における最高峰というだけでなく、東アジアにおいても第一位の高さを誇ります。また、原住民の「ブヌン族」および「鄒族」にとっての霊山でもあり、台湾における貴重な自然遺産、人類における大切な世界遺産ともいえましょう。

◆今回の企画の総招集人である李登輝前総統は、「新時代の台湾人とは、私は私でない私、つまり、自分が中国人でないことを徹底的に認識することで、初めて正真正銘の台湾国民になれる」と話しています。

本運動の目的は、玉山登山を通し、台湾人の国家に対するアイデンティティを一層深化させ、併せて「台湾正名・制憲運動」の盛り上がりを推進しようというものです。

◆全世界に“台湾の声”が届くよう、玉山の頂上において李登輝前総統が「台湾正名、憲法制定」の宣言を発表します。

◆海外の友人やメディアを招請し、「台湾正名・制憲運動」の支持を呼びかけます。

◆台湾において、もはやエスニック問題は存在せず、国家としてのアイデンティティ問題だけが残されています。

また、いわゆる『中華民国憲法』の制定当時、台湾と中華民国は全く関係がありませんでした。台湾人の同意を全く得ていない『中華民国憲法』は、たび重なる憲法修正によって何とか台湾の現状に合うよう繕われてきましたが、もはやこれ以上修正できない状態に陥っています。

台湾を正常な国家とする唯一の方法は、「台湾正名・新憲法制定」するしかないのです。

◆『中華民国』憲法の領土範囲には、すでに主権独立しているチベットと中華人民共和国が含まれているため、台湾は国際法上の承認と支持を得ることが出来ません。

我が国は台湾であり、私たちが制定したいのは“台湾新憲法”であるということを全世界にはっきり訴えたいのです。

◆台湾は長きに渡って外来政権の統治を受けてきましたが、国際的に「台湾」という名称を正式使用したことは一度もありません。

台湾と中国は、全く別の国家です。しかし、“台湾”という自分の名前を堂々と使ってこそ、はじめて世界の支持と承認が得られるのです。

台湾は「CHINA(国号英語表記は“Republic of China”)」という国号を使っている限り、常に中国に対して台湾侵略や圧力の口実を与えることになります。

一刻も早く、中国と平和な関係を築き、恒久的な平和と安全を確保するためにも、「台湾正名・憲法制定」を達成することが必要なのです。

【玉山登山 – 台湾正名・制憲運動 計画概要】【総呼びかけ人】 李登輝(台湾前総統)

【主催団体】 台湾守護大連盟、民視、李登輝之友會、李登輝学校同窓会、台湾教授協会、台湾北社、台湾中社、台湾南社、台湾東社、台湾国家山岳協会、台湾教師連盟

【募集人数】
正式メンバー90名、補欠メンバー30名
→国内:正式メンバー54名、補欠メンバー18名
→海外メディアおよび海外からの参加者:正式メンバー18名、補欠メンバー6名
※ただし、定員を超えた場合、主催者による参加者の選考をすることがありますので予めご了承ください。

【申込締め切り】7月20日(各主催団体にお申し込みください。日本からのお申し込みは下記参照。なお、〆切を過ぎてからお申し込みをご希望の方は日本李登輝友の会にご相談下さい。)

【参加費用】4000台湾元(日本円でおよそ¥15,000前後)→専用バス、保険、入山証、朝食×2、夕食×2、上東埔山莊1泊および排雲山莊1泊費用、庶務雜費等を含みます。

【日本からご参加のお申し込み先】「1、お名前 2、ご住所、3、電話、4、FAX、5、メールアドレス、6、国籍、7、年齢」をご記入の上、メールで本会までお申し込みください。

『玉山登山-台湾正名・制憲運動』の主旨説明ファイルはこちら

活動日程およびお申し込み方法のファイルはこちら


【活動日程】

(1) 8月13日(土)         登山トレーニング(1) 滬尾ハイキングトレーニング
(2) 9月10日(土)~11日(日)  登山トレーニング(2) 合歓群山登山
(3) 9月24日(土)         『玉山登山-台湾正名・制憲運動』記者発表会
※トレーニング参加は必須ではありません。
(4) 10月15~17日(行程:22キロ 標高:3952メートル)

1日目(10/15)午前8:30公務人力發展中心(台北市新生南路3段30號)集合。「登玉山-台湾正名、制新憲」壮行式、李登輝前総統ご来場。式典終わり次第、バスにて出発→高速道路→台中→水里→新中橫→東埔山莊宿(バス約5~7時間)。

2日目(10/16)午前6:00 東埔山莊朝食、午前6:30 出発→上東埔停車場→50分で塔塔加鞍部(登山起点)→ 110分で孟祿亭→ 40分で前峰口→130分で西峰下山屋→100分、午後15:00 排雲山莊宿泊所に到着予定

3日目(10/17)午前2:00 起床・朝食、午前2:30 出発→ 40分で圓峰叉路口→120分で風口→30分で玉山主峰登頂、玉山山頂にて李登輝前総統が「台湾正名、制新憲」宣言を発表(生中継)→120分で排雲山莊に戻る→60分で西峰下山屋→90分で前峰口→20分で孟祿亭→80分で塔塔加鞍部→50分で上東埔駐車場に集合・バスに乗車、午後9時 台北到着予定(バス約6~8時間の予定)

<隊長>戴寶村
【略歴】 台湾教授協会理事長、台湾歴史協会理事長、李登輝學校講師、国立政治大学台湾歴史学部教授、台湾国家山岳協会初代・第二代理事長、台湾国家百岳60峰に登頂。

<リーダー>
張合助
【略歴】 1994年台湾エベレスト遠征隊隊員、台湾国家山岳協会初代・第2代秘書長、李登輝學校リーダー学院「国策研究班」一期生、台湾国家百岳70峰に登頂。

塔給虎難-勾比爾(ブヌン族)
【略歴】 ブヌン族登山専門ガイド、台湾原住民ガイド協会理事、南投レスキュー隊員、玉山専門ガイド。

帖婗娜-丹妮芙(ツォウ族)
【略歴】 ツォウ族登山専門ガイド、台湾原住民ガイド協会理事長、玉山専門ガイド。