2002年(平成14年)11月、李登輝前総統は、慶應義塾大学「経済新人会」の招聘により、三田祭(慶大の学生祭)での講演会のために来日が予定されていた。

しかし、李氏への査証は結局発給されず、訪日は頓挫し、三田祭の講演会は幻に終わった。査証が発給されなかった背景には数々の妨害工作や政府の媚中姿勢など、多くの問題点を浮き彫りにした。

産経新聞社は、李氏が三田祭で講演する予定だった「日本人の精神」の原稿を入手。11月19日付朝刊に全文を掲載し大反響を巻き起こした。

櫻井よしこ氏によれば、李氏が執筆した原稿はA4用紙に十数枚、鉛筆ですべて自筆で書いたそうだ。現代の日本人にはなかなか書けなくなった旧字体の几帳面な原稿だったという。