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 ※李登輝元総統の沖縄訪問に関する情報を掲載しています。沖縄訪問特集ブログもあわせてご覧ください。


李登輝前総統、またのお越しをお待ちしております!

【李登輝元総統・沖縄訪問4日目(最終日) 無事帰国の途へ
    桃園空港では城仲模・台湾李登輝友の会会長、黄昆輝・台湾団結聯盟主席らが出迎え】

【左から城仲模・台湾李登輝之友会会長、李登輝元総統、右端は黄昆輝・台湾団結聯盟主席】


 李登輝元総統は、4泊5日の沖縄訪問を終え、午前11時45分那覇空港発の中華航空CI121便で無事、台北桃園国際空港へ到着された。空港では、6月に就任したばかりの城仲模・台湾李登輝之友会会長や黄昆輝・台湾団結聯盟主席らが出迎え、李元総統の訪日を労った。これで4日間にわたる沖縄訪問の旅は幕を下ろした。


◆【李登輝元総統・沖縄訪問4日目朝 報道陣との朝食会を終え、那覇空港へ】

【車を降り、特別入口に入る直前の李登輝元総統。手を挙げて見送りの人々に謝意を示した】


 午前11時半すぎ、李登輝元総統は本会会員らが見送る特別ゲートに姿を見せ、空港内に入られた。昨年は、成田空港での見送りの中に紛れ込んだ中国人にペットボトルを投げられる事件もあったため、見送る人々や報道陣に対する警備は厳戒態勢。李元総統は、見送りの人々の列に手を挙げ、沖縄を後にした。



 帰国の日を迎えた李登輝元総統は、午前8時半から滞在先ホテルの和食レストランで報道陣と朝食会を開いた。冒頭、李元総統は「4日間お疲れさまでした。大変だったでしょう。皆さんにお世話になりありがとうございました」と述べ、報道陣の労を労った。
 また、今回の訪日に触れ、「ここ2、3年で私の訪日は随分自由になった。沖縄県警は400人を動員して私を守ってくれた。全く感謝に堪えない」などと述べた。
 昨年8月に白内障の手術を受けてから、サングラスを多用するようになった李元総統は、「日本食はいい。こんなに種類があって楽しみだ」と舌鼓を打った。報道陣との朝食会とあって、話が弾み、最近台湾で大ヒット中の映画「海角七号」に話が及ぶと、「まだ見ていない」という李元総統に年若い台湾メディアの女性キャスター陣から滔々とあらすじを説明され、うなずく李元総統。
 尖閣問題や琉球王国の歴史など、内容は多岐にわたり、一時間の朝食会を終えた李登輝元総統は、帰国のため午前10時過ぎ、那覇空港へ出発された。



◆【李登輝元総統・沖縄訪問3日目午後 首里城ご見学】

 李登輝元総統は23日午後から世界遺産の首里城(那覇市)を見学された。守礼門では本会会員らが小旗を持って出迎え、李元総統はわざわざ歩み寄って挨拶された。

 城内では、首里城を管理運営する海洋博覧会記念公園管理財団の冨田裕次理事長の案内で各建物や展示物を見学された。今日はスコールもなく、紅い城壁と南国らしい青空とのコントラストが美しい。いかにも沖縄らしい建造物を見るにつけ、沖縄が日本や台湾とはまた別個の文化を保持していることが窺える。

 麦わら帽子をかぶり、見学を終えた李登輝元総統が報道陣に囲まれる光景に、周囲の観光客は「誰が来ているの?」と興味津々。「台湾の元総統が来ている」と知れると、大急ぎで写真におさめるなど、李元総統の日本での知名度の高さを感じさせた。


◆【李登輝元総統・沖縄訪問3日目午前 東南植物楽園ご見学
                「尖閣諸島は日本の領土。馬総統の主張はただの政治的なもの」 】

 沖縄滞在3日目を迎えた李登輝元総統は、24日午前10時、滞在先のホテルを出発し、沖縄市の「東南植物楽園」を訪問した。東南植物楽園では、大林千乃園長らが出迎えた。大林園長は台僑でお父上と李登輝元総統は昵懇の仲とのこと。農業経済学者らしく、園内約40万平方メートルの敷地に植えられた東南アジアなど各地の植物を大林園長自らの案内で周り、熱心に質問などしていた。

 また、この日も沖縄らしい蒸し蒸しした暑さ。パッションフルーツのシェイクを片手に園内を巡る一場面も。

 途中、設けられた会見の時間には、報道陣からの質問に答えた(詳細・豊富な写真は本会特集ブログに掲載します)。

 また、園内レストランで催された歓迎昼食会には、仲井眞弘多・沖縄県知事や羅坤粲・台北駐日代表処代表代行らも出席した。パッションフルーツをくり抜いた器に注がれた泡盛で乾杯すると、挨拶に立った李登輝元総統は、沖縄初訪問の印象や農業関連の話題について話した。

 「以前からこちらの植物園を訪れたいと思っていたが、日本になかなか来られない事情があり、家内と孫娘だけは過去に2度お邪魔している。今回、念願叶って訪問できたが、こんな広大な敷地に色々な植物を植えて管理していることに敬意を表したい。どんな植物が沖縄の気候に適性を持っているかを調べることで、沖縄の農業経済の発展にも寄与できていることと思う。
 台湾と沖縄は地域的にも非常に近い。戦前の日本統治時代には、沖縄の漁民は尖閣諸島近辺で漁業をして生計を立てていた。取った魚は本土に持っていくよりも、(台湾の港町)基隆のほうが近いので、そこで水揚げして消費していた。戦後、台湾と日本は別の国になり、尖閣諸島の近海は日本の海となった。尖閣諸島はまちがいなく日本の領土。問題なのは、漁業権の問題だけ。昔どおり、そこで漁業をさせて欲しいというだけの話だ。私が総統の時代、漁業権の解決のため、日本の農林水産省と交渉を始めた。現在の馬英九政権が主張している『尖閣諸島は中華民国の領土』という主張とは全く違う。あれはただの政治的なものだ」などと述べた。

 李登輝元総統は、昼食後、午後から世界遺産の首里城を見学される。

◆【李登輝元総統・沖縄訪問2日目夜 歓迎レセプション「品格と教養を」】

 「学問のすすめと日本文化の特徴」をテーマにした講演を無事に終えた李登輝元総統は、午後6時過ぎから隣接するホテルで開催されたレセプションに出席された。

 レセプションには講演に引き続き、東京から駆けつけた羅坤粲・台北駐日代表処代表代行や李明宗・台北駐日代表処那覇分処長ら130名が出席した。

 途中、沖縄民謡の「ティンサグの花」や、李元総統の愛唱歌「妻を娶らば」などが披露されたり、出席した本会会員から「ぜひわが郷土にもお出掛け下さい」と熱烈なスピーチありと大変賑やかな席となった。

 最後に挨拶に登壇した李元総統が取り出したのは原稿。「昼間の講演では言い足りなかったことがあるので」と、まさに講演会の続きのように熱を込めて話し始めた。

 締めくくりに「現在はあまりにも物質的価値に重きが置かれ、精神的価値が軽んじられている。日本文化の特徴でもある、高い精神性を尊ぶ姿は、現代においては全く国際的関心をもたれていないようにも見えるが、こういった精神的なものの価値こそ、本当に大切なものではないか。品格と教養を磨くことこそ、人生における学問のすすめである」などと述べて盛会は幕を閉じた。

 明日は終日、県内の見学に向かわれる。(詳細・豊富な写真は本会特集ブログをご覧下さい)

◆【李登輝元総統・沖縄訪問2日目午後 『学問のすすめと日本文化の特徴』講演会は満席】

【講演を終え、満足した表情を浮かべる李登輝元総統。若い頃には台湾大学教授を務めた根っからの学者肌】


 沖縄訪問中の李登輝元総統は、滞在2日目となる23日午後3時から、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで『学問のすすめと日本文化の特徴』をテーマに講演会を行った。センター内の客席は全1700席。そのうち200席は警護や安全のために空けられており、収容人員は全部で1500席。そのうち、前売券は前日までに売り切れ。わずかに残った当日券も、午後1時半からの発売後まもなく売り切れ、満席となった。
 
 大変お気に召しているという沖縄伝統の「かりゆし」を身にまとった李元総統は、よく通る声で約一時間半にわたる講演を行い、全国はもとより、海外からも駆けつけた聴衆に「日本文化は日本だけが持つ、世界に稀な素晴らしい文化。日本人がこんな優れた文化をそう易々と捨て去るはずはないと信じている」などと語り、万雷の拍手を受けた。(講演内容詳細は本会特集ブログに掲載します)


◆【李登輝元総統・沖縄訪問1日目夕方
      本会および李登輝学校日本校友会主催の歓迎晩餐会にご出席】

 李登輝元総統は、到着した22日夕方から那覇市内の琉球料理レストラン「四つ竹」で開かれた本会および李登輝学校日本校友会主催の歓迎晩餐会に出席された。
 午後6時半から開かれた会には、李元総統をはじめ、警護人員もみな沖縄独特のかりゆしウェアに着替えて参加。60名あまりの会場総立ちで出迎えられると、笑顔で出席者と握手をしながら席についた。
 柚原正敬・本会常務理事の歓迎挨拶の後、挨拶に立った李元総統はわざわざこの日のために原稿を用意。「ちょっと長いですよ」と前置き、「現在の台湾は『五里霧中』の状態。民主化に貢献した勢力が、今では民主化を阻害している。馬政権は好き勝手なことをやり始めている。『愛国』と口で言いながらいい加減なことをしている。台湾は今後、自己統治能力を備えた現代人にならないと国を失いかねない。悪い習慣を超越する能力を身につけるべきだ。そして、日台関係の心の絆をより一層強くすることが必要」などと述べた。
 その後の乾杯では、注がれたビールを一気飲み。いつもながらのサービス精神に一同から大拍手ながら、台湾から同行してきた李元総統の主治医の陳先生は何ともいえない表情。

 厳重な警備の中でも、本会会員限定の晩餐会とあって和やかな雰囲気で会は進み、李氏と握手したり記念撮影を求める会員の姿も。

 舞台で披露された琉球舞踊には李氏も箸を止め、熱心に見入っていた。


 琉球舞踊の一つ「護身舞踊」は元来、武器を持たずに生活していた琉球の人々が身を守るために身につけていた空手などの動きを取り入れたもの。演者の方に「あなたは相当の段を持ってるでしょう」と尋ねる李氏。関係者によると、日本でも有数の舞手の方とのこと。

 記念撮影後、今回の講演会主催者である永井獏・琉球大学工学部教授が閉会の辞を述べた。
 「私は勝手に十数年前から、李登輝元総統を氏と仰いできました。師弟の関係には2つの約束があると思います。一つは、いつかは師を乗り越えなくてはならないこと。もう一つは、師より先に逝かないこと。私が李元総統の年齢になる時、李元総統は106歳になる計算になります。今日の李元総統の若々しさ、お元気さを拝見したらきっと106歳までお元気でいらっしゃるんじゃないかと確信しました。明日の講演を楽しみにしております」と締めくくった。

 午後9時過ぎ、李元総統一行は投宿先に戻り休まれた。
 23日午前はホテルで休息を取られ、午後から宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで『学問のすすめと日本文化の特徴』をテーマに講演される。


◆【李登輝元総統・沖縄訪問1日目午前 平和記念公園、ひめゆりの塔などを訪問】

 李登輝元総統は、本日午前8時過ぎ、台北桃園国際空港に姿を見せ、中華航空CI120便で沖縄を初訪問した。那覇空港国際線ロビーでは本会会員ら約100名が李元総統を歓声と拍手で出迎えた。
  午前6時に起床したという李元総統はそのまま南部へ向かい、摩文仁丘にある沖縄県営平和祈念公園を訪れた。一行は12時過ぎに到着。まず、沖縄平和祈念堂に献花した後、同じ園内にある「平和の礎」へ向かわれた。
 「平和の礎」は、沖縄での戦没者の名前が国籍を問わず刻まれており、その石碑が扇上に並べられている。沖縄で戦没した台湾人は総勢34柱。李元総統は石碑に深々と一礼された。

 また、園内では待ち構えていたメディア陣に囲まれ、「なぜ沖縄を訪問先に選ばれたのか」、「沖縄の印象は」などの質問に答えられた(内容については本会特集ブログをご覧下さい)。

【平和祈念講演で報道陣の質問に答える李登輝元総統】


 続いて午後から、一行は糸満市の「ひめゆりの塔」を訪問。ぐずついた天気で湿気が台湾より強い感じだ。
 李元総統は「ひめゆりの塔」に対峙すると、深々と3度頭を下げた。

 隣接する「ひめゆり平和祈念資料館」では、沖縄戦を実際に体験し、現在は語り部を務める新岬昌子(あらさきまさこ)さんの案内で、塔がある第三外科壕跡地や資料館を見学した。
 新岬さんは今年80歳。亡くなったご主人は、1943年(昭和18年)から終戦まで台湾の新竹や台中大甲郡で教師をされていたとのこと。数年前に亡くなるまで、当時の教え子と交流があったそうだ。

【案内の新岬さん(左)に質問する李元総統】


 ご自身も陸軍少尉として終戦を迎えている李元総統は、新岬さんの説明に耳を傾けながら、李氏はゆっくりと館内を見回り、時々質問を挟む。当時の学徒の写真パネルの前へ来ると、新岬さんに「あなたはどれ?」「綺麗な人だったね」。    
年間90万人が資料館を訪れると聞くと、李氏は「日本の総理大臣はここへ来ますか」と尋ねる。「来ない」との返答に、「総理大臣になったら、まずここを見学して沖縄のことを知ってから東京で仕事するべきだ」と語った。

 見学を終え、一行が資料館を後にした途端、スコールに見舞われた。この後、李元総統は投宿先である宜野湾市内のホテルに入って休憩。夕方からは那覇市内で開かれる本会および李登輝学校日本校友会主催の歓迎晩餐会に出席される。


 『李登輝元総統 沖縄ご講演参加ツアー』のご案内
      〜本会会員のみ歓迎レセプションに参加可〜


 ご案内のように、来る9月23日、李登輝元総統は沖縄・宜野湾市で「学問のすゝめと日本文化の特徴」と題した講演を行います。つきましては本会からも多くの方に聴講していただきたく、ここにご案内申し上げます。

 参加方法は下記の2通りです。どちらかご都合のよい方をお選び下さい。

 ◆『李登輝元総統 沖縄ご講演ツアー』に参加する(羽田空港発着) → 日程詳細/お申し込み

   ・ツアーには歓迎レセプションへの出席も含まれています。
   ・李元総統のお出迎えからお見送りまでを含めたFコースと、リーズナブルなAコースの2種類をご用意。
   ・その他の空港発着をご希望の場合は現地参加をご選択下さい。その際、現地までの航空券はご自身の手配となります。
   ・歓迎レセプションへの出席は本会会員のみとなります。非会員の方は、同時に入会案内をお送りいたしますのでご入会をお願いいたします。




 ◆講演会前売り券を購入する → お申し込み 【締切 9月16日】
   ・歓迎レセプションへの出席は本会会員のみとなります。非会員の方は、こちらから同時に入会をお願いいたします。
   ・前売り券のみのご購入は、沖縄県内の下記書店でも可能です。詳細は下記までお問い合わせ下さい。
    球陽堂書房(那覇店:098-951-3456 西原店:098-882-9280)


◆「学問のすゝめと日本文化の特徴」講演会開催について

 今般、中華民国(台湾)民選初代総統・農学博士・李登輝氏を招聘して、標記講演会を下記の通り開催致します。

 22歳まで「日本人」として育ち、日本人以上に日本を愛する李登輝博士は、自らは台湾の民主革命を指導する一方で、戦後日本社会の精神的荒廃を嘆き、日本文化や日本精神の再興を願って「日本人よ、誇りを取り戻そうではないか」と、熱く訴えていることでもつとに有名です。今回初めて沖縄を訪れる李登輝博士には、学問のすゝめ、日本文化の特徴、日本および沖縄人の生き方などについて、日本語で、縦横に語って頂く予定です。

 各位におかれては、この機会に、李登輝博士の講演会に参加され、博士の熱意に触れて頂くようご案内申し上げます。 

 敬具

 2008年8月13日
 李登輝博士「学問のすゝめ」講演会実行委員会
 実務責任者 琉球大学教授 永井 獏(實)


■日 時:2008年9月23日(火/秋分の日)午後3:00−5:00(2:30開場)

■場 所:沖縄コンベンション劇場

〒901-2224 沖縄県宜野湾市真志喜4-3-1
TEL:098-898-3000 FAX:098-898-2202

■入場料:1,000円(当日2,000円)、学生はいずれも半額
なお、当日午後6:30よりラグナガーデンホテルにおいて「李登輝博士歓迎レセプション」(参加費10,000円、同伴者5,000円)を開催予定。

■主催
李登輝博士「学問のすゝめ」講演会実行委員会
沖縄県九州大学同窓有志会(宮城信勇会長)
(財)南西地域産業活性化センター(當眞嗣吉会長)
NPO琉球大学産学連携研究会(永井獏代表)

■協賛
(社)沖縄県経営者協会(知念榮治会長)
球陽堂書房(山田親夫社長)
リューセロ株式会社(知名洋社長)
(有)沖縄観光速報社(渡久地明社長)

■後援
沖縄県(仲井真弘多知事 知事には来賓出席を要請)
(財)沖縄観光コンベンションビューロー(平良哲会長)
NHK沖縄放送局(熊谷雅宣局長)
沖縄タイムス社(岸本正男社長)
琉球新報社(比嘉辰博社長)


◆【「早い時期に沖縄を訪問し、台湾と沖縄の協力関係を考えたい」 2002年の沖縄タイムスインタビューから】

 李登輝元総統の、退任後の訪日は昨年の東京・奥の細道探索に続く4回目だが、今回は初の沖縄訪問となる。
 沖縄と聞くと意外な感じもするが、李氏はすでに総統退任から2年後の2002年(平成14年)に沖縄訪問への熱意を沖縄タイムスの単独インタビューで語っている。その一部を引用してみる。

 【台湾の李登輝前総統(79/当時)は、台北市内で本紙(沖縄タイムス)の企画「沖縄の海図」(担当・多和田真助編集委員)の単独インタビューに応じた。李氏は一貫して沖縄問題に強い関心を示し、「沖縄は日本に帰属してよかったと思う。財政依存に頼るだけでなく、沖縄全体がもっと自主性(主体的・自立的)を発揮すべきだ」とのスタンスを促すとともに、在沖米軍基地は「日本にとっての生命線であり、アジアの安定にとって非常に重要」との認識を示した。
 李氏は台湾、中国、沖縄について熱っぽく語り掛け、「早い時期に沖縄を訪問し、台湾と沖縄の協力関係を考えたい」との希望を語った。
 その具体例として、与那国島と台湾の間の海流を利用した発電所構想を李氏のシンクタンク「台湾総合研究院」で研究中だと話した。】


 また、6月に勃発した日台間の尖閣諸島問題は記憶に新しいところだが、李登輝元総統が以前から「尖閣諸島は日本の領土」と明言しているのはよく知られている。尖閣問題についても、このインタビューで明快に答えている。


 【また、尖閣諸島の領土問題について「中国が領土だと主張するのは、石油埋蔵の問題があったからだ。だが、同諸島には軍隊が駐留しているわけでもない。尖閣は明らかに日本の領土」と断言。「香港の人に扇動された台湾漁民が騒いでいたにすぎない」と強調した。
 その上で重要な問題は戦前、日本政府と台湾漁民との間で交わされた同諸島の漁業権だ―として「日本側は漁民の要求に真剣に向き合ってほしい」と期待した。
 与那国島上空に設定されている台湾の防空識別圏については「総統就任時、軍に十分注意するよう言った」と述べるにとどまった。
 総統時に提唱した沖縄への十億ドル投資計画については、法人税率が高すぎて計画は既に頓挫している―と明かした。
 李氏は二〇〇〇年に総統を退任。現在、台湾総合研究院名誉会長を務めている。】(2002年9月14日付・沖縄タイムス)

 ※李氏への単独インタビュー「沖縄の海図」は本会ブログもしくは下記のPDFファイルをご覧下さい。

 


◆【李登輝元総統の9・23沖縄講演会場は沖縄コンベンションセンター】
     〜講演テーマは「学問のすすめ」〜


 前号で共同通信の記事を基に「李登輝元総統が9月23日に沖縄・琉球大学で講演!」とお伝えしたが、毎日新聞は「23日に同県宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターで、『学問のすすめ』をテーマに講演する予定」と伝えている。

 主催者側は「講演会場は宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターだが、どうして琉球大となってしまったのか……」といささか困惑気味だ。ご講演のテーマも読売の報道では「日本文化」となっていたが、「学問のすゝめ」だ。

 主催者側は本日午前、正式に記者会見を開いてプレス発表する予定だそうなので、それを踏まえて詳細を本誌でも掲載したい。

 それにしても、ご講演のテーマが「学問のすゝめ」とは何ともおもしろい。現在、李元総統は講演の草稿作成に熱心に取り組まれているとも漏れ聞くが、もちろん思い出すのは福澤諭吉の『学問のすゝめ』だ。明治維新直後、国民の精神革命をめざして自由平等・独立自尊の理念を掲げ、西洋的実学を奨励したのが福澤の『学問のすゝめ』だった。日本人の10人に1人が読んだとされる大ベストセラーで、今でも読み継がれている。

 その点で、李元総統がその在任中に「心霊改革」を成し遂げようとしたことを思い出す。「心霊」とは、魂、心の教育のことであり、李元総統は小林よしのり氏との対談の中で「道徳というよりも、いわゆる魂、日本精神ですよ。精神をしっかり持てという意味」(『李登輝学校の教え』小学館文庫)と説明している。

 よく知られているように、ここに言う「日本精神」とは、台湾では「勤勉、正直、約束を守る」などを意味する台湾語であり、反対を「中国式」という。

 民主化が進み経済的にも豊かになった台湾社会には、逆に心の不安や精神の腐敗が生じ、功利主義的になったり、自己中心的に考える人間が出てくるので、それを教育によって是正する必要があるとして唱えたのが「心霊改革」だった。

 夏目漱石の「則天去私」にヒントを得た李元総統は「私は私でない私」という哲学的箴言を生み出したことを思い出す人も多いかと思われる。その点で、李元総統の著書や講演などではこれまで夏目漱石、阿部次郎、倉田百三、西田幾多郎、鈴木大拙などの名前は出てくるものの、福澤諭吉の名前はあまり聞かない。

 今度の李元総統のご講演が福澤の『学問のすゝめ』と直結しているのかどうかは定かではないが、李元総統がまた新たな境地を切り開こうとしていることだけは確かなようだ。大いに期待したい。【8月13日付・本会メールマガジン『日台共栄』837号】


◆【李登輝元総統が9月23日に沖縄・琉球大学で講演!】
    〜 テーマは「日本文化」〜

 昨晩、李登輝元総統が9月に沖縄の琉球大学で講演されるというニュースが駆け巡った。読売新聞が最初に報道したようだ。

 5月11日の本誌で、八田與一技師の墓前祭を終えた石川県金沢市の「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」(中川外司・世話人代表)が淡水に李前総統を訪問した折の5月9日、石田寛人・金沢学院大学長が李元総統に年内の同大での講演を依頼したところ、李元総統が「承知しました」と答え、その時期について「もみじのころ、九月か十月」と表明されたことを北國新聞の記事を引用して紹介した。

 大方がその予定で進むだろうと期待していたところ、何と予想もしない沖縄ご講演のニュースだ。

 琉球大学といえば、もちろん国立大学法人だ。報道では主催がどこなのかが不明なので、琉球大学が主催者なのか、単に会場だけなのかは明確でない。

 しかし、例え会場であったとしても国立大学で開かれる意義は小さくない。なぜなら、母校の京都大学で李登輝元総統の講演会が開かれてもおかしくないからだ。確かに昨年6月6日、総務省及び文部科学省の設立認可を受けた公立大学法人である秋田・国際教養大学で講演されているので国立大学法人での可能性も開けた。それが琉球大で開かれるとなると確実性が増したことになり、母校・京都大学での講演が完全に視野に入ることになる。

 もし琉球大学が主催者であればなおさらのことで、琉球大で講演される意義の決して小さくない。

 講演の詳細が分かり次第、本誌でもお伝えしていくが、いったい沖縄でどのような「日本文化」に関する講演をされるのか興味津々だ。馬英九政権や日台関係についても言及されるかもしれない。また、共同通信が伝えるように「尖閣諸島や中台問題に言及するか」も気になるところだ。

 この講演は見逃せない。本土からも多くの関係者が駆けつけるのではないかと思う。今から楽しみである。【8月11日付・本会メールマガジン『日台共栄』836号】


◆【関連報道一覧】 現在整理中です。李登輝元総統の訪沖特集は本会ブログをご覧下さい。
※台湾国内での報道記事につきましては、日本語環境では表示できない文字が一部にあります。出来る限り修正しておりますが、見にくい点をご了承ください。

8月10日
 台湾の李登輝・元総統、講演で9月に沖縄訪問

 
台湾の李登輝元総統(85)が9月22日から25日まで4日間の日程で沖縄県を訪問する。関係筋が10日、明らかにした。

 「日本文化」をテーマに講演するのが目的。2000年の総統退任後の訪日は昨年5月以来で、4回目となる。【読売】
 
8月10日
 李登輝氏、9月に沖縄訪問 大学で講演

 台湾の李登輝元総統が9月22日から25日までの4日間、大学での講演のため沖縄を訪問する。関係者が10日までに明らかにした。李氏の来日は2000年5月の総統退任以来、今回で4回目。
 関係者によると、講演は9月23日、琉球大で予定されている。07年5、6月の来日では「奥の細道」探訪や太平洋戦争で戦死した兄が祭られている靖国神社の参拝を行った。
 李氏はかつて尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領土問題について、「釣魚島は日本の領土だ」と述べ物議を醸した。このため、尖閣諸島や中台問題に言及するかどうかが注目される。
 李氏は最近、急速に対中接近を強める馬英九政権に批判的な姿勢を示している。【共同】
8月11日
 李登輝9月訪問沖繩 將在琉球大學發表演説

前總統李登輝又要去日本了,根據日本共同社報導,李登輝將在9月22日造訪沖繩,進行為期四天的訪問,並在當地大學發表演講。這將是李登輝從2000年5月卸任以來,第四次訪日。

據有關人士透露,演講暫定於9月23日在琉球大學舉行。李登輝上次訪日是在2007年5、6月,參拜了靖國神社,祭奠在太平洋戰爭中戰死的兄長。李登輝也曾就釣魚台的歸屬問題發表言論,稱釣魚台是"「日本領土」而引發爭議,而此次他是否會提及釣魚台及中台關係問題,備受關注。【今日新聞】

 
8月11日
 日媒:李登輝將在九月下旬訪沖繩

日本共同社報導,前總統李登輝將在9月22號到25號訪問日本沖繩,並在琉球大學發表演講,這將是李登輝自2000年5月卸任以來,第四次訪問日本。

李登輝上次訪問日本是在2007年,那時他參訪日本俳句大師「松尾芭蕉」筆下的「奧之細道」描述的地方,並且參拜了靖國神社,祭悼在二次大戰中戰死的兄長。

報導指出,李登輝曾針對釣魚台的歸屬問題,表示「釣魚島是日本的領土」引發爭議,這次是否會再度提到釣魚台問題,以及台日中三邊關係等,備受關注。【中廣新聞網】

 
8月12日
 李登輝氏が来月沖縄訪問 領土問題など発言に注目

 台湾の李登輝元総統が9月22日から25日までの4日間、大学での講演のため沖縄を訪問することが明らかになった。李氏の来日は2000年5月の総統退任以来、今回で4回目。関係者によると、講演は9月23日、琉球大で予定されている。07年5〜月の来日では「奥の細道」探訪や太平洋戦争で戦死した兄が祭られている靖国神社の参拝を行った。李氏は以前、尖閣諸島(中国語名・釣魚島)の領土問題について、「釣魚島は日本の領土だ」と述べた。沖縄で今回、尖閣諸島や中台問題に言及するかどうかが注目される。李氏は最近、急速に対中接近を強める馬英九政権に批判的な姿勢を示している。【共同】
8月14日
 沖縄問題も語る/李登輝氏来月23日講演

 台湾の李登輝元総統を招いた講演会を企画する実行委員会の永井獏・琉球大工学部教授らは13日、県庁で会見し、来月23日午後3時から宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で、「学問のすすめと日本文化の特徴」と題した講演会を開くと発表した。沖縄問題にも触れるという。

 李氏の来日は2000年5月の総統退任以来、今回が4回目。来沖は初めてという。来月22日に沖縄入りし、25日まで滞在予定。実行委員会は来賓として仲井真弘多知事に出席を要請するほか、歓迎レセプションなども予定している。

 講演は沖縄、日本、アジアの将来展望などを語る内容とみられ、尖閣諸島や中台問題に言及するかも注目される。入場券は前売り千円(当日二千円)、学生はいずれも半額。問い合わせは電話、永井090-9471-6726、、山口090-8660-6820まで。

   李登輝9/22訪沖繩 造訪戰爭遺跡並演講

 前總統李登輝九月二十二日至二十五日將訪問日本沖繩縣(琉球),應沖繩大學校友會邀請發表專題演講,期間將到「平和紀念碑」獻花、造訪「姫百合紀念塔」等戰爭遺跡,這是李登輝卸任總統後,第四次訪問日本。

 李登輝2000年卸任總統後曾三次訪日,分別是2001年四月、2004年十二月,以及去年五月底探訪日本奧之細道,赴靖國神社祭拜亡兄。九月二十二日赴沖繩,是李登輝卸任後第四次訪日,也是他首度造訪沖繩。

 根據日本方面訊息,目前規劃,李登輝二十二日上午八時十五分搭乘華航班機前往沖繩,抵達後隨即造訪二次世界大戰遺跡,平和公園、平和紀念碑、姫百合紀念塔等地,之後抵達位於沖繩首府那霸市的下榻飯店,舉行記者會,説明此行訪問目的與意義。

 二十三日上午未安排公開活動,下午三時至五時在沖繩會議中心以「學問的推進和日本文化的特色」發表專題演講,講稿由李登輝親自撰寫。晩間接受沖繩大學校友會設宴款待。

 九月二十四日,李登輝將參訪建造於十三世紀末到十四世紀間,為琉球王國象?的首里城,之後參訪台灣人經營的東南植物園,晩上出席送別會。李登輝預定九月二十五日上午十一時四十五分搭機回台。【中央社】

8月28日
 李登輝第4度訪日 9/22訪沖繩

 正當台灣政壇因為陳前總統海外密帳案紛擾不休,☆一位前總統李登輝,已經排定下個月出國去日本。

 這是李登輝卸任總統後,第4次訪問日本。繼去年5月到靖國神社祭拜亡兄,李登輝將在9月22日,搭乘華航班機前往沖繩,第一天造訪二次世界大戰遺跡,下榻在沖繩首府那霸市。

 第二天獲邀前往沖繩大學,發表專題演講,晩間由校友會設宴款待。第三天將參訪建造於7百多年前,有琉球王國象徴的首里城,之後參訪台灣人經營的東南植物園,晩上出席送別會,9月25日上午就會搭機回台。【TVBS】

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